ピロリ菌の除菌成功率のデータをまとめました

久しぶりの院長コラムです。


当院では令和7年3月より、ピロリ菌診療に役立てるため、ピロリ菌の核酸検査を導入しました。


メリットとしては、次の3点が挙げられます。
① 院内で1時間で検査結果が出る
② 偽陰性(本当はピロリ菌がいるのに、検査では陰性になってしまうこと)が極めて少ない
③ 抗生剤に対する耐性の有無がわかる


特に③は今まででは知りえなかった大きなメリットです。


そこで、令和7年3月から令和8年8月までの除菌成功率について、まとめてみました。


当院ではピロリ菌核酸検査で陽性に出た方は38名でした。そのうち、37名が一次除菌成功しましたので、成功率は97.4%でした。


さらに、抗生剤耐性ありと判定されたのが38名のうち7名でした。そのうち6名が一次除菌成功でしたので、成功率は85.7%でした。


最近の報告では、ピロリ菌の一次除菌成功率は80~90%程度とされていますので、ピロリ菌核酸検査の有用性がよくわかります。